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TOPへ 情報更新 2012年4月27日 |
多くの方が勘違いされている様なのではじめに申し上げさせて頂きますが、 消防無線を受信することは盗聴ではなく“傍受”であり、聞く行為自体は違法ではありません。 ただし、無線を傍受して得た内容を第三者に話すと、電波法違反となりますのでご注意下さい。 まず消防無線、救急無線について簡単に説明します。 消防無線はその名の通り、消防活動で使用される無線のことで、主に150MHz帯の周波数が使われます。 本部の通信指令室と消防車が交信するために使われ、各車両の位置確認や現場情報などのやりとりを行います。 本部⇔消防車だけでなく、現場⇔本部や、消防車間での交信も行われます。 一般に消防無線で使用される周波数を「消防波」や「市波」などと呼び、 大きな消防本部になると、複数の周波数を区や方面ごとに使い分けたりしています。 また、多くの消防本部は、火災などの出動指令も指令電話回線(有線)と共に消防波でも送信しています。 救急無線もその名の通り、救急活動で使用される無線のことで、主に150MHz帯の周波数が使われます。 本部の通信指令室と救急車が交信するために使われ、患者情報や搬送先等のやりとりを行います。 救急無線で使用される周波数を「救急波」と呼び、こちらも大きな本部になると複数の周波数を使い分けています。 中・小規模本部では救急指令も指令電話回線と共に救急波で流している場合が多いですが、 大きな本部になるほど無線では流れない事が多い傾向にあります。(無線輻輳などを避けるため) また、火災や救助、PA連携など、消防車が同時に出動する場合には救急車も消防波に切り替えています。 他には現場で隊員同士が使用する無線で、署活系無線と呼ばれる物が有ります。 こちらは現場で隊員同士が交信するための物で、主に400Mhz帯の周波数が使われます。 なお、中・小規模本部になると消防波と救急波に別れて居ない場合が多く、 消防車も救急車もひとつの周波数を使用している事があります。 ![]() 神戸市消防局 デジタル無線機 東京消防庁 指揮車内 |
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〜 神戸市消防局の無線運用について 〜 |
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| 神戸市消防局の無線運用について、電波法に抵触しない程度で説明します。 ・・・消防無線について・・・ 平成24年4月から、神戸市消防局の消防・救急無線は新管制システムの運用開始に伴い、 260MHz帯に移行してデジタル消防無線となりました。 デジタル無線になって変わった点をいくつか列挙してみます。 ・発信者名が無線機画面に表示される様になった ・音声が以前よりクリアに聞こえる様になった ・アナログに比べ、0.5秒ほど遅い ・どこから発信しても、どこからでも聞こえる様になった ・聞こえるか聞こえないかのどちらかになった また、新管制システム運用開始伴い、本来ならば24年4月にはアナログ無線の運用が終了する予定でした。 御承知かとは思いますが、デジタル無線に移行すると、一般人は今までの様に傍受できなくなってしまいます。 しかし、消防ヘリコプターに搭載している無線機との兼ね合い等の理由により、24年4月現在、 デジタル無線をメインとし、同じ内容をアナログ無線(150.35MHz)にも流す「デジアナ連動」が行われています。 今のところいつ完全にデジアナ連動が終了するのかはわかりませんが、とりあえず今はまだ聞く事が出来ます。 さて、それではデジタル無線に移行した神戸市消防局の消防無線についてご紹介します。 神戸消防のデジタル無線には、消防1波〜4波の4つの周波数が割り振られています。 そのうち消防1波がメイン、2波、3波が続発災害用となっています。 出動指令は、アナログ時代は火災や救助事案は指令回線(有線)に加えて必ず消防1波でも流れていましたが、 新管制システムに移行してからは、出動隊の中に署外出務中の隊がいる場合のみ無線と連動して流れます。 実際のところ本来は無線連動しないはずの指令が流れたりする事がたまにありますが、原則は前述の通りです。 また、アナログ時代は予告指令も本指令も肉声で行われていましたが、新管制システムに移行後は、 男声の合成音声での指令に変更となりました。(残念!) 指令文言の言い回しなどは肉声の時のものとほとんど変わりませんが、正直聞き取りやすくはありません。 ちなみに火災の発生をお知らせしている「ウーカンテレホンサービス」の音声も合成音声になりました。 (※ウーカンテレホンの合成音声と出動指令の合成音声は別物です) そしてデジタル無線移行に伴い、消防にとって良い点が一つ。 というのも、アナログ時代は車載無線機による消防車からの発信は、距離が離れると聞こえませんでした。 つまり、同じ火災に出動している消防車同士でも、現場から遠い署から出動している消防車からは、 現場に近い車両の発信が聞こえなかったのです。 しかしデジタル無線ではこの現象がなくなり、どれだけ離れている車両からの発信でも聞く事が出来ます。 そのため全隊が他の部隊の動きをより明確に知ることができ、指揮隊の指揮活動等に大きく貢献してくれます。 逆にデジタル無線には大きなデメリットもあります。というかデメリットのほうが多いです。 そのひとつが「メリット5かメリット0」という問題です。(※メリット=無線用語で音声の明瞭度、感度のこと) 分かりやすく言えば、デジタル無線には“ハッキリ聞こえる”か“全く聞こえない”のどちらかしかなく、 今までのアナログ無線の様に「雑音が混じってるけど言ってる事は聞き取れる」と言う事がないのです。 このせいで上手く意思疎通が図れないという事は容易に起こりえる事であり、とても厄介な問題だと言えます。 続いて現場での隊員同士による無線交信についてです。 こちらはデジタル化後もアナログ時代と同様に、署活系無線(400MHz帯)が使用されています。 これは隊員個人が携帯している携帯無線機で使う周波数で、あまり遠くまでは届きません。 つまり本部も400MHz無線を受信することはできず、本部と交信するには後述のもう一つの携帯無線を使います。 現場活動の支障となる混信を避けるために、署活系無線は災害発生区によって使い分けがされています。 また、出動中に署活系無線はどの周波数を使うのかが中隊長や小隊長から指示があります。 基本的には以下の様な使い分けになっています。 1ch=指揮支援隊 2ch=救助隊 3ch=東灘・兵庫・須磨 4ch=灘・長田・垂水・水上 5ch=中央・北・西 なお、消防無線には先述の通りいくつかの周波数があり、それぞれ「1波」や「2波」と言う呼び方をしますが、 署活系無線ではそれらとの混乱を避けるために「○チャンネル」と言う呼び方をしています。 また、携帯無線機には他に消防波(150MHz帯)を発信するための物があり、 これは各隊の小隊長が署活系無線用の携帯無線機と合わせて所持しています。 この携帯無線機は署活系ではなく上記の消防1波や2波などと同じで、本部や指揮所、他の部隊と交信出来ます。 イメージとしては以下の図をご参照ください。(やっつけ仕事ですが) ![]() さらに消防無線の無線機にはそれぞれ出力と言う物があり、出力が高いほど遠くまで届きます。 神戸市消防局の無線機ごとの出力は以下の通りです。 本部=50w 車載=10w 携帯=1w ちなみに六甲山などの山上にいくつもの中継局(アンテナ)を持つ神戸消防の無線はよく飛ぶ事で有名で、 京都や奈良でも受信できます。また、冬の晴れた日では名古屋でも受信できたとの報告がありました。 ・・・救急無線について・・・ デジタル無線移行後の神戸市消防局では、消防4波を救急無線として割り当てています。 アナログ時代は救急1波と救急2波という2つの周波数を使っていましたが、今は消防4波に統一されました。 なおこの消防4波はデジアナ連動されておらず、もうすでに救急無線を聞くことは出来ません。 救急無線の特徴として、救急無線は消防無線と違い電話のように同時に通話(復信)出来る点が挙げられます。 これにより、傷病者情報などが本部と救急隊間で迅速に伝えられるようになっています。 それに伴い、 救急無線は携帯電話と同じ様に各救急隊と個別に通話する方式になっており、 本部は話したい救急隊を個別に呼び出すことが出来ます。逆に救急隊から本部を呼び出せば、 本部側ではどの救急隊から呼び出されているのかが表示され、一目で分かるようになっています。 救急隊に対する出動指令は、各消防署に対して指令電話回線(有線)で流され、基本的に無線では流れません。 ただし、救急車が署に居ない状態や、引き揚げ途上の隊に対して出動を指令する場合には流れる事があります。 なお、火災など消防隊も同時に出動する時は、救急隊も消防波に切り替えて消防無線で交信します。 ・・・消防管制室について・・・ 神戸消防の消防管制室は市役所4号館4階に設置されており、13名×3交代で24時間管制業務を行っています。 通報の受信、聴取、予告指令と本指令、無線交信、部隊統制、情報収集、火災情報の提供・・・.etc これら全てを迅速に行う、いわば神戸消防の頭脳とも言える場所です。 通常時は5〜6名の管制係員が、昼間は1〜2時間交代、夜は約4時間交代で業務を行います。 管制室には5台の指令台が設置されており、ここで119番通報の受信と無線交信を行います。 その横には無線交信だけを行う無線台があり、災害発生時には2人の管制係員が無線台につきます。 後ろには管制室全体を統制する監督席があり、いわゆる隊長に当たる人が管制室全体を指揮しています。 火災等の災害を受信した場合、最低限の情報を聴取次第、コンピュータが合成音声による予告指令を流し、 聴取が完了次第、これもコンピュータにより合成音声の本指令を流す形式になっています。 大きな災害や続発災害等が発生した場合は、交代で休憩している人を呼び出し、増員して対応します。 |
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〜〜〜交信例〜〜〜 |
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| 消防無線や救急無線で実際に行われる交信はどの様な物なのか、例を挙げてご説明します。 消防本部によって、喚起音や交信内容、話し方など様々ですので、興味がある方は実際に聞いてみて下さい。 ※この交信例で展開される災害内容・交信内容などは、あくまで例であり事実とは無関係のフィクションです。 ・・・消防無線の交信例・・・ 〜予告指令〜 「プルルルルルルルルルルル」(予告指令喚起音) 本部 : 「〇〇本部から各局、予告指令。現在、○○管内、△△町にて建物火災受信中。 〇〇管内、△△町にて建物火災受信中、以上、〇〇本部。」 〜本指令〜 「ピーッピーッピーッピーッピーッピーッ」(本指令喚起音) 本部 : 「建物火災、指令。〇〇管内、△△町、O丁目、×、番、×、号、建物出火! 〇〇管内、△△町、O丁目、×、番、×、号、建物出火! なお、指揮支援、××70、指揮、○○70、救助活動、××33、救助指揮、○○30、以上、〇〇本部。」 (合成音声) 〜出動途上〜 〇〇70 : 「○○70○○指揮、開局出発。」 本部 : 「○○70開局出発、○○本部了解。」 本部 : 「〇〇本部から、〇〇管内建物火災出動中の各隊へ、場所、概要送る。 ○○管内、△△町○丁目、×番×号、□□方。現在1階部分から炎が出ているとの事。 逃げ遅れ等の情報はなし、以上〇〇本部。」 〇〇70 : 「○○70了解。」 〇〇70 : 「〇〇70から〇〇13、〇〇13にあっては現場直近部署し、ホース1線延長、どうぞ。」 〇〇13 : 「直近部署し1線延長、○○13了解。」 〇〇70 : 「〇〇70から××2。」 ××2 : 「××2です、どうぞ。」 ○○70 : 「××2にあっては□□□番消火栓に部署し、○○13に中継送水実施、どうぞ。」 ××2 : 「□□□番消火栓、○○13に中継、××2了解。」 ○○30 : 「○○30救助指揮から○○本部。」 本部 : 「○○30どうぞ。」 ○○30 : 「家人及び付近住民の避難状況知らせ、どうぞ。」 本部 : 「○○本部から○○30、家人にあっては避難済み、付近住民にあっては現在の所不明、どうぞ。」 ○○30 : 「○○30救助指揮了解。」 〜現場到着〜 ○○13 : 「○○13現着、現場直近部署。なお現在1階から炎噴出中、第2出動要請するどうぞ。」 本部 : 「〇〇13現場到着、現在1階部分から炎噴出中、第2出動要請、〇〇本部了解。」 〜第2出動指令〜 「ピーッピーッピーッピーッピーッピーッ」(指令喚起音) 本部 : 「〇〇管内、△△町、O丁目、×、番、×、号、の、建物火災は第2出動。 〇〇管内、△△町、O丁目、×、番、×、号の、建物火災は第2出動。 以上、○○本部。」(合成音声) 〇〇3 : 「〇〇3から〇〇本部、現場到着、□□□番消火栓部署。」 本部 : 「○○3、□□□番消火栓部署、○○本部了解。」 ○○30 : 「○○30現場到着、活動開始。」 本部 : 「○○30現着、○○本部了解。」 ○○70 : 「○○70、○○指揮現場到着。なお火点南側に指揮所開設。」 本部 : 「○○70現着、火点南側に指揮所開設○○本部了解。」 〇〇70 : 「○○指揮所から各隊、〇〇13は南側から、××33は西側から放水、 〇〇30は正面玄関より屋内進入せよ、以上○○指揮所。」 ○○70 : 「○○指揮所から第2出動隊、第2出動隊にあっては水利部署しホース延長せよ、以上○○指揮所。」 △△1 : 「△△1、了解。」 △△2 : 「△△2、了解。」 ××70 : 「××70指揮支援、現場到着。」 本部 : 「××70指揮支援現着、○○本部了解。」 △△30 : 「△△30現場到着。」 本部 : 「△△30現着、○○本部了解。」 (現着から鎮火までの間、携帯無線機(署活系無線)では各種指示や要請、報告などが飛び交っています) 〜鎮圧〜 ○○50 : 「○○50から〇〇本部、現在時刻鎮圧、どうぞ。」 本部 : 「現在時刻鎮圧、〇〇本部了解。××時××分。」 〜部隊整理〜 ○○50 : 「○○50から〇〇本部、部隊整理を行う。○○大隊以外の隊は現場引き揚げ、どうぞ。」 本部 : 「○○50、部隊整理、〇〇大隊以外現場引き揚げ、〇〇本部了解。」 本部 : 「〇〇本部から、〇〇管内建物火災出動各隊へ、△△50命令、 〇〇大隊以外は現場撤収、引き揚げよ。以上〇〇本部。」 〜鎮火〜 〇〇70 : 「○○指揮所から〇〇本部、現在時刻鎮火、どうぞ。」 本部 : 「○○指揮所、現在時刻鎮火、〇〇本部了解。××時××分。」 〜引き揚げ〜 〇〇33 : 「〇〇33から〇〇本部、現場引き揚げ。」 本部 : 「〇〇33、現場引き揚げ、〇〇本部了解。」 〜帰署〜 〇〇70 : 「〇〇70、〇〇50、帰署閉局。」 本部 : 「〇〇70、〇〇50、帰署閉局。〇〇本部了解。お疲れ様でした。」 |
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・・・救急無線の交信例・・・ ※神戸市の場合は、出動報告や現着報告、病着報告や引き揚げ報告はAVMによる動態設定により行われ、 消防無線の様に無線で報告することはありません。また、搬送先は搬送後に事後報告とする場合もあります。 〜本指令〜 「ピーポーピーポーピーポー」(本指令喚起音) 本部 : 「○○救急隊、救急、指令。 ○○管内、△△町、O丁目、×、番、×、号、男性、急病人。 〇〇管内、△△町、O丁目、×、番、×、号、男性、急病人、以上。」(合成音声) 〜出動途上〜 本部から救急隊を呼び出す 本部 : 「○○救急隊。」 ○○90 : 「○○です、どうぞ。」 本部 : 「概要送ります。(年齢)の男性、食事中に(状態)との(通報者)からの通報、 現在口頭指導実施中。家族に玄関先で誘導に出るよう指示してます、どうぞ。」 ○○90 : 「了解しました。」 〜現場出発〜 救急隊から本部を呼び出す 本部 : 「○○救急隊どうぞ。」 ○○90 : 「○○です、概要送ります。(年齢)の男性、家族と食事中に(状態)。現在は回復しています。 隊交渉2件で△△病院へ搬送します。」 本部 : 「隊交渉2件△△病院搬送、○○本部了解。」 |
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〜〜〜管理人の受信状況〜〜〜 |
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| 管理人家から受信出来る(受信している)消防本部の無線について説明します。 メリットは本部から送信される無線のメリットで、遠くの本部では車載からは全く入りません。 また、記載している本部は管理人が受信機に周波数を登録しているものであり、他にもたくさんの本部があります。 受信機に登録していないだけで、周波数を合わせれば受信出来る本部もありますが、ここでは省略しています。 ※消救=消防と救急を併用。 【兵庫県】
【大阪府】
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